「なんども言わせないで」のウソ
小さな子供と過ごしていると、苛立ちを覚えたり、腹が立つことはよくあります。
例えば、
・ティッシュを使いもしないのに、何枚も何枚も出す
・携帯電話をかじる、なめる、落とす
・ゴミ箱を漁る
・棚の中のものを全部出す
こんな時に、ついつい、
「もう!昨日も言うたやん!何度も言わせないでよ!」
と、言いたくなります。
気持ちはわかりますが、親がするべきことではありません。
それは理想の親として、そんなことを言ってはいけないと言う意味ではありません。
その子が何をするのかは、その子が決めることなので、私が決められることではありませんし、本来は指示すること自体もおかしな話です。
なぜ、この言葉を言いたくなるのかと言うと、
「自分が相手を、怒りという感情を使って、子供をコントロールしたい」からなのです。
言葉で根気よく説明することができないと思っているので、手っ取り早く、怒りという感情を使って、子供をコントロールしようとしてしまっている結果、
「もう!何度も言わせないで!」
と、言ってしまうのです。
何度も言えばいいのです。
繰り返し繰り返し。
時には、言い方や、やり方を変えながら。
自分の伝え方に問題があるのです。
私たちにできることは、いつだって、そんなことぐらいです。
⬆︎何度言っても、シャボン玉の液体の方をほしがる晃生と、お友達のひかりちゃん